■THCMの成り立ち
THCM(テトラヒドロカンナビノールメチルエーテル)が大麻の煙から初めて検出されたのは、1977年のことでした。しかし、特に注目されることもなく、今日までその研究はほぼされていません。THCMは、燃焼した大麻草の煙の中に存在するいくつかの代謝副産物の中の一つです。成り立ちとしては、大麻草の主成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)をメチルエーテル化した成分ということになります。しかし、ベンダーによってはまったく違う成分をTHCMと呼んでいることもあるので注意が必要です。THCMはTHCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)の異性体で、両者は分子式も分子量も同じですが、構造式が異なります。

■メチルエーテル化とは
メチルエーテル化は、医薬品の原薬(有効成分)や化学素材の合成に使用される方法です。カンナビノイドをメチルエーテル化することで、摂取しても体から代謝される時にはメチルエーテル化した物質として排出されます。ですから、間違って他の物質が検出されてしまう、という心配は無用になります。

■THCMの特徴
THCMの形状は、流動性の高いオイルです。レクリエーション要素としては、THCよりも弱くマイルド、ナチュラルであると言われています。吸引した場合にも、比較的喉への負担(キック)は軽いとの評判です。

■まとめ
・THCMは、THCの代謝物の一種で、THCをメチルエーテル化した成分
・体から代謝される時にはメチルエーテル化した物質として排出される
・レクリエーション要素を持つが、THCより弱くマイルド
・喉への負担は少ない

参照
https://www.caymanchem.com/product/36348/%CE%B49-thc-methyl-ether
https://www.caymanchem.com/product/36793/%CE%B48-thc-methyl-ether
https://www.caymanchem.com/product/33352/%CE%B49-thch

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