■CBPの成り立ち
CBP(カンナビホロール)は、PACCAN(パッカン)と呼ばれるタイの大麻産業グループで開発された合成カンナビノイドです。構造は非公開となっていますが、COA(成分分析表)は公開されており、THC系のカンナビノイドやHHC(ヘキサヒドロカンナビノール)は含まれていないことが確認できます。

■CBPの特徴
CBPは、CBDを連想させるCB-から始まる名称を持ちますが、レクリエーション要素が高い点は注意が必要です。CBPのレクリエーション要素は、HHCPM(ヘキサヒドロカンナビホロールメチルエーテル)よりは弱く、THC(テトラヒドロカンナビノール)の3分の2くらいの強さと言われています。CBPの形状は、柔らかく流動性の高いオイルです。吸引時の喉への負担(キック)は比較的軽いとの評判です。また、CBPはエディブル(食用)にも適しているとPACCANは発信しています。

■まとめ
・CBPは、タイのPACCANという大手医療用大麻産業グループで開発された合成カンナビノイド。構造は非公開
・レクリエーション要素が高く、THCの3分の2程度の強さ
・喉への負担は少ない
・食用にも適している

PACCANについて
2019年に設立されたPACCAN(Pacific Cannovation Group)は、タイのバンコクに本拠地を構える大手医療用大麻産業グループです。種の開発から栽培、抽出、最終製品への製造など、すべての工程をワンストップで行う大規模な垂直統合型の企業です。独自のウェルネスセンターや認定クリニックも運営。国際有機認証済み(IFOAM)の有機土や肥料を自社で生産し、GMP(医薬品・医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)に基づいて栽培された大麻を、PIC/S(医薬品査定協定・医薬品査察協同スキーム)認証を取得した自社工場で抽出、ISO17025(試験所・校正機関の認証)を持つ工場で製品の検査を行っています。これらの各工程は、医療薬剤の基準に準拠しています。PACCANが製造するカンナビノイド製剤は、タイ国立がんセンターへの供給、タイ薬品局(GPO)への販売も行われています。また、日本で利用可能なCBD、CBN(カンナビノール)、CBG(カンナビゲノール)などのカンナビノイド製品も自社ブランドからリリースされています。

参照
https://www.caymanchem.com/product/37006/cannabiphorol
https://kush-jp.com/wp-content/uploads/2024/01/CBP-Lot.5317J2301Q.pdf

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