近頃、本物の麻から抽出された「ライブレジン」に注目が集まっています。「ライブレジンとはどのようなものなのか、どのような特徴があるのか気になっている」という方も多いのではないでしょうか。今回は「ライブレジン」について紹介していきます。
■ ライブレジンとは?
「ライブレジン(Live Resin=生樹脂)」とは、収穫直後に瞬間冷凍された新鮮な麻の茎や種から抽出された大麻濃縮物のことです。
最新のカンナビノイドアイテムとして現在日本国内でも大変注目されていますが、起源も比較的新しく、2011年から2013年頃、アメリカのコロラド州の生産者と抽出業者たちが開発した抽出装置が始まりだったといわれています。抽出プロセス全体を通して冷凍状態が保持されており、通常収穫後におこなわれる工程をスキップできます。
大麻には主にカンナビノイドとテルペンと呼ばれる成分が含まれています。テルペンは大麻品種の独特な香りを、カンナビノイドは大麻の感覚などを生み出す化合物ですが、テルペンは、熱や酸素、光に弱く、それらにさらされることで分解して失われてしまう可能性があります。大麻を収穫直後に瞬間冷凍することで、抽出プロセスから最終製品に至るまでの全行程において、貴重なテルペンプロファイルや大麻本来の風味・香りを最大限保持できます。
■ ライブレジンの特徴
ライブレジンの最大の特徴は、麻品種の香りと成分の品質を保ったまま摂取できること。液体窒素を用いた特殊な装置でマイナス196℃で一気に凍結させるため、テルペンやカンナビノイドを最大限に保存したまま抽出できます。テルペンが多く残せる上に、CBDやCBNなどよく知られたカンナビノイド以外の識別不能なレアカンナビノイドが占める割合が高いため、アントラージュ効果(相乗効果)もより期待できます。非常に芳香性が高く、優れた風味とくっきりとしたフレーバーが楽しめる上に体感も得やすいというところが、多くのカンナビノイドユーザーの関心を集めています。
■ ライブレジン製品のメリット
従来は、麻以外の植物由来テルペンを使用することが一般的でしたが、本物の麻品種の麻由来テルペンを使用することで、本格的な大麻の風味を有するフレーバーが製造できるようになりました。大麻本来の風味が楽しめる、カンナビノイド上級者におすすめのアイテムです。